自然素材の家って、実際どう違う?ー後編ー
こんにちは
今回は、前回に続き【自然素材】についてのお話です。その中でも、今日はデメリットについてのご紹介します!
知っておきたいデメリットと注意点
自然素材の家には、光のやわらかさや空気の心地よさ、肌触りの良さなど、多くの魅力があります。一方で、素材ならではの特徴を理解していないと、「思っていたのと違う」と感じてしまうこともあります。今回は、家づくりの現場でよくご質問をいただく内容をもとに、自然素材の家を検討するときに知っておきたい注意点を、正直にお伝えしたいと思います。
傷や経年変化が出やすいという特徴
自然素材の代表ともいえる無垢材の床や木の仕上げは、触れたときのやさしさが魅力ですが、その分、傷がつきやすいと感じる方もいます。(木材にもよります)
小さなお子さまがいるご家庭では、おもちゃを落としたり、家具を引きずったりする場面も多く、「大丈夫かな?」と不安になる方も少なくありません。ただし、自然素材の場合、すべての変化が“劣化”ではありません。時間とともに色味が深くなったり、生活の跡が風合いとして残ったりすることを、楽しめるかどうかがポイント!新品の状態を長く保ちたい方には、少し気になる部分かもしれません。
素材ごとの個体差や色ムラ
工業製品のように均一に仕上がる素材と違い、自然素材には個体差があります。
木目や色味、質感が一枚一枚異なるため、「同じ材料でも少しずつ表情が違う」ということが起こります。これは自然素材ならではの魅力でもありますが、すべてを均一に揃えたい方にとっては、最初は戸惑うこともあるかもしれません。施工前に実物を見て、素材の持つ“揺らぎ”を理解しておくことが大切です。
メンテナンスという考え方
自然素材の家で必ず知っておきたいのが、メンテナンスについてです。
ビニールクロスやシート材に比べると、自然素材は手入れが必要になる場面もあります。たとえば、塗り壁は強い衝撃で欠けることがありますし、無垢材は乾燥や湿度によってわずかに動くことがあります。とはいえ、特別な作業が毎日のように必要というわけではありません。むしろ、小さな補修ができる点は自然素材のメリットでもあります。
「完璧な状態を保つ」というより、「少しずつ育てていく」という考え方に近いかもしれません。
施工の精度が仕上がりに影響しやすい
自然素材は、職人の手仕事が多く関わる素材でもあります。
塗り壁の表情や木の納まり方は、施工の丁寧さによって印象が変わることもあります。そのため、どこで建てるか、誰が施工するかという点が、より重要になる素材とも言えます。素材そのものだけで判断するのではなく、施工体制や実績を確認することも、安心して家づくりを進めるための大切なポイントです。
空間づくりに向き不向きがある
自然素材は、シンプルな間取りや落ち着いたデザインと相性が良い一方で、すべてのテイストに合うわけではありません。
好みによっては、少し方向性が異なると感じる場合もあります。また、素材の質感が空間の印象を大きく左右するため、間取りや家具とのバランスを考えることが大切です。自然素材を“足す”というより、自然素材を中心に空間全体を考える方が、心地よい仕上がりになりやすいでしょう。
高気密高断熱とのバランス
最近の住宅は、高気密高断熱が当たり前になっています。
自然素材もその中で使われることが多いですが、素材だけで室内環境がすべて整うわけではありません。換気計画や断熱性能など、住宅全体のバランスが重要です。素材の良さを活かすためにも、設計段階での考え方が大切になります。
まとめ
自然素材の家には、光や空気、肌触りといった魅力がありますが、同時に知っておいてほしい注意点もあります。傷や経年変化、メンテナンス、素材の個体差などは、自然素材ならではの特徴です。それらを「デメリット」と感じるか、「味わい」と感じるかは、人それぞれ。だからこそ、見た目の印象だけで決めるのではなく、自分たちの暮らし方に合うかどうかを考えることが大切です。
自然素材の家づくりは、性能や効率だけではなく、暮らしの感覚を大切する家づくりと言えるでしょう。メリットと注意点の両方を知ったうえで、納得できる家づくりを進めていただければと思います😊





