自然素材の家って、実際どう違う?ー前編ー
こんにちは
二月も中旬に入り、お店にはひな祭りの飾りつけを目にするようになってきました。せっかくなら、早めに出して飾ってあげたいなと思うのですが、なかなか手が伸びず…。中には和室などに専用の置き場を作って、常に飾っておくという方もいらっしゃいますね。皆様はどうですか?
さて、今日は久しぶりに【自然素材】のお話です!
「自然素材の家って、なんとなく良さそう。」
そう感じている方は多いと思います。木のぬくもりや、やさしい雰囲気。写真で見るととても魅力的ですが、実際にどんな違いがあるのか、よく知らないという声も聞きます。そこで今回は、自然素材の家が一般的な住まいとどのように違うのか、メリットだけでなく注意点も2回に分けてお話しします!
自然素材の家=見た目だけではない
① 見た目以上に大きい「空気感」の違い
自然素材の家に入った瞬間、「なんとなく落ち着く」と感じる方が多いのは、素材がつくる空気感によるものです。
たとえば塗り壁や無垢材は、光を強く反射しすぎず、空間全体をやわらかく見せてくれます。同じ広さでも、どこか居心地がよく感じられるのは、素材が光を受け止める質感の違いが大きいと感じています。派手なデザインをしなくても空間に深みが出るため、間取りをシンプルにしても成立しやすいのが自然素材の特徴です。
② 調湿効果がもたらす快適さ
自然素材の大きな特徴のひとつが、湿度との関係です。
無垢材や塗り壁などは、空気中の湿気を吸ったり吐いたりする性質があります。もちろんエアコンや換気の役割がなくなるわけではありませんが、湿度の変化がゆるやかになることで、梅雨時期のジメっとした感じや、冬場の乾燥感がやわらぐと感じる方も少なくありません。高気密高断熱の家づくりが一般的になっている今だからこそ、素材そのものが空気に与える影響は大切です。
③ 消臭効果という“目に見えない安心感”
もうひとつ、暮らしてから実感されることが多いのが、においの感じ方です。
自然素材は、においを完全に消してくれるわけではありませんが、空間にこもりにくく感じるという声をいただくことがあります。キッチンの料理のにおいやトイレ、生活の中で出てくるさまざまなにおいが、少しやわらいで感じられるというのは、毎日の暮らしの中では意外と大きなポイントです。特に子育て世代のご家庭では、においに敏感になる場面も多いので、こうした点を重視される方も増えています。
④ 肌触りのよさは、日常の小さなストレスを減らす
無垢材の床を初めて歩いたとき、「気持ちいい」と感じる方は多いです。
木は熱を伝えにくいため、冬でもひんやりしにくく、素足で歩いても心地よいと感じることがあります。小さなお子さまが寝転んだり、床に座ったりする時間が多いご家庭では、この肌触りの違いが日常の快適さにつながります。見た目の美しさだけでなく、「触れたときの感覚」が暮らしの満足度に影響するという点は、実際に住まわれた方からよく聞く感想のひとつです。
⑤ 音の感じ方もやわらかく
自然素材の家では、音の響き方も少し変わります。
木材や塗り壁は、音を完全に遮るわけではありませんが、反響がやわらかく感じられることがあります。空間がつながる間取りでも、どこか落ち着いた雰囲気になるのは、こうした素材の特性も関係しています。完全に個室で区切らなくても家族の気配を感じられる、そんな間取りとの相性の良さも自然素材の魅力です。
⑦ 光の入り方が変わる
実は素材によって光の感じ方は変わります。
ビニールクロスのようにツヤのある壁は光を反射しやすく、時間帯によっては少しまぶしく感じることもあります。一方、自然素材の壁は光をやわらかく受け止めるため、朝も夕方も落ち着いた雰囲気をつくりやすいのが特徴です。
自然素材は“考え方”に近いもの
私たちが家づくりをお手伝いする中で感じるのは、自然素材を選ぶ方は、単に素材を選んでいるというよりも「暮らし方」を選んでいるということです。
効率だけを追い求めるのではなく、
心地よさや安心感を大切にしたい。
そんな思いが、素材選びにも表れているように感じます。
自然素材の家がすべての方に合うわけではありません。でも、「住むほどに好きになれる家」を考えるとき、ひとつの選択肢として知っておいてほしい考え方です。
次は、自然素材のデメリットについてです!





