大工魂ブログ
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大黒柱

こんにちは、広報の古賀です。

 

早速ですが、「大黒柱」のある家を見たことがあるという方は

意外と少ないのではないでしょうか?

 

伝統的な日本建築は、主に柱や梁で建物を支えています。

 

なので、「田の字型」の家の中心に太い大黒柱があり

土台から屋根までしっかりと家を支えていました。

 

建物の重みが掛かる所に建物を支える梁が掛かり

それを支える梁に大きな負荷が掛かる為

その重みを支える大きな柱(大黒柱)が必要だったようです。

 

因みに、この大黒柱という言葉の由来は諸説あり、

大黒天という神様に由来するともいわれています🎶

 

七福神に名を連ねる大黒天は、福の神で台所の神様✨

 

設計上、大黒天を祀る台所(土間)と座敷の間に

家の中心となる柱を立てることが多かったため

そう呼ぶようになったのだとか…

 

また、そもそも柱というものは、古来から神聖視されてきました!

 

柱は神様が宿る依代(よりしろ)

もしくは木や山そのものに対する信仰があります。


神様は一柱と数えますよね(o^―^o)

 

 

現在は力を分散させるようなの構造が使われており、

大黒柱は装飾的な意味合いの強いものになっています。

 

こちらは二世帯住宅のお宅で、二本の大黒柱がたっています。

 

ご家族を支える、二人の「一家の大黒柱」を表しています♫

 

家族の形は様々ですので

 

「うちは、お母さんが大黒柱!」

「夫婦二人で大黒柱です。」

「大黒柱って何?」

 

などなど、色々あると思います(o^―^o)

 

更に、お値段はピンからキリまでの様ですが…

 

「家族を見守ってくれる存在」の象徴として

大黒柱を皆さんの「家づくり」に取り入れてみては

いかがでしょうか?