大工魂ブログ
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金利が上昇すると??

こんにちは、広報の古賀です。

 

「家づくり」において気になるのは

やはり予算に合ったものが出来るかですね。

 

ですが、家を購入する場合ほとんどの方が

ローンを利用します。

 

よく耳にするのは

「ローンを減らすために頭金をふやす!」

という事です。

 

もちろん、これは間違いでありませんね😊

 

ですが、もう一つ気になるのは『金利』です。

 

今は特に、変動金利を選ぶと金利が低くなっています。

 

「金利が低い今が買い時だ!」

 

というもの間違いではないですね🏡

 

では、一度変動金利で借り入れをし

その後、金利が上昇するとどうなるのでしょうか…?

 

 

変動金利型の住宅ローンは市場の金利に応じて

適用金利が変わる仕組みになっていて

金利が上がった場合は

これに連動して返済額が増えることになります。

 

ただ、そうそう返済額が変わってしまうとなれば、

返済計画が非常に立てにくくなってしまいますね💦

 

なので金利が上がったとしても

5年間は返済額を変えないようになっており、

もし5年後に金利が上がってしまったとしても、

増額率の上限を25%と決めています。

 

ここまでの説明であれば

もし金利が上がってしまったとしても…

 

「5年後も1.25倍以上の返済額にはならないのだから、

それほど大きなリスクがないんじゃない?」

 

と考えてしまうかもしれません。

 

ところが、これを数字化して考えてみると、

とてつもなく恐ろしい現実が見えてきます💦

 

では、この恐ろしさを、シュミレーションしていきましょう。

 

あなたが借入する住宅ローン金額を3000万円、

金利1%、35年返済の元利均等支払い、ボーナス返済なし、

として計算してみます。

 

この条件の場合、毎月の返済金額は84,765円となります。

そして、2年間この金利のまま変わらず返済していったとしたら、

2年後の利息の計算は、

28,553,730円(残高)×1%÷12ヶ月=23,794円

ということになります。

 

ということは、返済額の84,765円から23,794円の利息を

差し引いた60,891円が元金ということになります。

 

つまり、金利上昇さえなければ、

25回目の返済では、元金が約6万円減るということになります。

 

しかし、もし金利が上がってしまったとしたら・・・?

 

少し極端ですが、2年後の金利が3%になってしまったとして、

シュミレーションしてみると、その金利額は、

28,553,730円(残高)×3%÷12ヶ月=71,384円

になってしまいます。

 

となると、返済額が84,685円のまま変わらないため、

減っていく元金の額は、84,685円から71,384円を差し引いた

たった13,301円ということになってしまいます。

 

つまり、せっかく返済しても、

金利上昇のせいで元金が全く減っていかない・・・

という状況を引き起こしてしまうというわけです。

 

また、3%ならまだ元金が減っていますが、

これが4%となってしまったとしたら、

28,553,730円(残高)×4%÷12ヶ月=95,179円となり、

利息が毎月の返済額を上回ってしまうことになります。

 

となると、元金が全く減らないどころか、

逆に、未払い利息が積み重なっていってしまうことになります。

 

84,685円から95,179円を差し引いた10,494円の未払い利息が・・・

 

もし、この状態が残り3年間続いたとしたら、

10,494円×36ヶ月=377,784円もの

未払い利息が積み重なってしまうということです。

 

もちろん、今の市場の流れを見ている限りでは、

住宅ローン金利が一気に2%も3%も

上がることは考えにくいわけですが、

過去に遡れば、1年の間で2%上がったこともあれば、

2年の間で3%上がったこともあるため、

絶対に可能性がゼロだとは言えません。

 

ですから、この事実もしっかり理解した上で、

変動金利を選ぶようにしていただければと思います。

 

 

 

坂井建設では、

資金計画に関してもご相談を承っておりますので

気になる点がある方は、お気軽にご相談ください😊