大工魂ブログ
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知っておきたい暦の話 ②

こんにちは、広報の古賀です。

 

今日は、昨日の続き「暦」についてです(o^―^o)

 

 

:十二直とは?

 

北斗七星の柄がどの方角を向いているかで

吉凶を占う方法です。

 

建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉

の12種類に分けられます。

 

建築や引越し、新しい事を始める時に吉日となるのは

建・満・平・定・成・開の6種類です。

 

 

現代で言われている事~

 

  たつ: 開業、開始、移転、柱立ては大吉。

  みつ: 開業、建築、祝い事は吉。

  たいら: 地固め、柱立て、祝い事は吉。

 さだん :棟上げ、柱立て、移転、開業、開始は吉。

  なる: 建築、開店、開業、開始は吉。

  ひらく: 建築、移転、開始は吉。

  やぶる :訴訟争い事吉。

 あやぶ :諸事控え目吉。旅行登山は大凶。

  とづ: 金銭の収納、墓、トイレ造り等吉。

 とる :神社の祭祀結婚等祝い事、造作種蒔き吉。

  おさん :五穀の収穫、購入、結婚は吉。

  のぞく :神事、種蒔き、医者のかかり始め薬の飲み始め等は吉。

 

 

建築的に良い日は建、満、平、定、

成、開が良い日とされています。

 

 

:一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは?

 

暦の中の選日に一粒万倍日

(いちりゅうまんばいび)というのがあります。

 

一粒の種が万倍に増える吉日とされ

古来から商売始め、開店など事始めに

用いられています。

 

一カ月に4~5日はあるので

契約日選定の理由付けのひとつになります。

 

ただし、増えて多くなるという意味から

人から物を借りたり借金するのは

不向きと言われています。

 

 

:三隣亡とは?

 

三隣亡は現代では、

建築作業をしてはいけない日とされており

もしこの日に工事をしたら、その家だけでなく

両隣の三軒まで火事で燃えてしまう、といわれています。

 

そのため、工務店はこの日はお休みにしたりします。

 

しかし昔の暦には「三輪宝」と書かれており

屋立て好し、蔵立て好しなどと

注記されていたようです。

 

それがどこかで誤りが生じて、

「よし」が「あし」に、そして漢字も三輪宝から

三隣亡に変化してしまったようです。

 

基本的には根拠の怪しい、暦注のひとつのようです。

 

旧暦の 1・4・7・10月は亥の日、

5・8・11月は寅の日、

3・6・9・12月は午の日がさんりんぼう

と決められているので、月2回もしくは3回あります。

 

大安吉日でも、

『さんりんぼう』の日は避けたほうがよいのかもしれません。

 

 

 

 

建築吉日は、これら「六曜」「十二直」を組み合わせて

両方の良い日を建築吉日とするのが

普通の決め方だと思われます。

 

もっと詳しく知りたい!

 

という場合は、神主さん等の専門家に聞いてみるのも

良いかもしれませんね😊