大工魂ブログ
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家づくりの道のり③~土台工事から床組まで~

土台も日々進歩しています。

 

2016-06-03 20.49.29

 

 

基礎工事が完成すると、次は土台敷きです。

借り暮らしのアリエッティというジブリの映画、ご覧になったことはありますか?

アリエッティが基礎の換気口から出入りしているシーンがあります。

あれは、床下と外部の換気を目的としています。

現在は、換気口から進化して、基礎パッキン、というものを敷いていきます。

基礎パッキンは、下の写真のとおり、空気が通る構造になっています。

 

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←基礎パッキン

まず、土台や大引が搬入されてきます。

 

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←プレカットされた木材

 

プレカット工場で予め加工された材料ですが、

現場でただ組み立てるだけでよいというわけではありません。

材料に記載された記号を参考に、プレカット図を見て材料との照合をします。

次に、基礎に墨を打って、木材を設置位置へおいていきます。

間違いがないか図面と照合した後、アンカーボルトを締めます

 

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←床束

 

大引を設置していきますが、ここでは床束を設置して、

大引きを下から支えます。

床束は鋼製のものが多く、束と束の感覚は910mmとします。

床組には根太(ねだ)を用いる工法と、剛床(根太レス工法)とがあります。

最近は、水平方向の力に強いといわれる根太レス工法の住宅が多いです。

 

ちょっと昔の家は、古くなると

「根太が落ちた!」

なんて話をよく聞きましたが、最近は根太もつかわない方法があるのですね。

建築関係もいろいろ日々進歩しています・・・。

 

次回は、いよいよ建て方(上棟)の工事の流れをご紹介します。